No.1 呉氏くんクラブ

ローカル×グローバル 地域から始まる多文化共生 では,日々の活動の中で自然に生まれる“ローカル×グローバル”のつながりをたどりながら,地域から始まる多文化共生の姿を不定期で紹介します。

今回訪ねたのは,「呉氏くんクラブ」
年齢や国籍,障害の有無を問わず,誰もが参加できるバドミントンクラブです。
「無事故で,仲良く,明るく,楽しく,元気良く」をスローガンに,毎回楽しく活動が行われています。

お話を伺った日は,ベトナムやインドネシアの方々が参加していました。最も長く在籍している外国人メンバーは,ベトナム出身のスンさん。2023年から参加しており,試合出場メンバーのとりまとめなど,クラブの中核として活躍しています。

クラブメンバーに聞きました。
Q. 外国人メンバーとの間で言葉の壁を感じることはありますか?その場合どのように対応していますか?
A. 実はあまり困ることがありません。
「(外国人メンバーが)どうしても伝えたいことがあるときは,アプリを使って伝えてくれます。伝えようとする気持ちさえあれば,なんとかなるものです。」
「本国の家族の写真を見せてくれたり,プライベートな話を共有してくれたりすることで親しみが湧き,人となりがわかると,自然と意思疎通もしやすくなります。」

外国人メンバーにも聞きました。
Q. あなたにとってこのクラブの存在はどんなものですか?
A.好きな場所
「みなさん優しくてフレンドリーで居心地のいい場所」
「時々コミュニケーションが難しいけど楽しい場所」

最後に代表の辻本さんに聞きました。
Q. クラブとして大切にしていることは何ですか?
A. 勝ち負けにはこだわらず,バドミントンを通して健康維持や仲間づくりの場を提供したいと考えています。とはいえ,バドミントンクラブですから,公式戦に出場することでクラブの格を高め,メンバーのモチベーション向上につなげることも目的のひとつです。ただ,ひたすら練習するだけのクラブでは,長く続ける楽しさや仲間とのつながりは生まれません。年齢や国籍、障害の有無に関わらず、誰でも気軽に参加できるクラブであり続けたいと思っています。


取材を終えて・・・
クラブメンバーには目の不自由な方もいらっしゃいますが,毎回欠かさず参加されています。
「バドミントンをすることはできないけれど,ここは仲間に会える安心できる場所なんです」という言葉のとおり,クラブのみなさんがその方をそっと支える姿がとても印象的でした。
互いを思いやる関係性が根づいていることが,このクラブの大きな魅力であり,多様な参加者を惹きつけている要因だと感じました。