「アレも聞きたい,コレも聞きたい!」では,呉市で暮らす外国人インタビューをお届けします。今回のゲストは,スイス出身のヴィンチェンツァ ウズマキさんです。“ヴィンチ”の愛称で国際交流センタースタッフから親しまれている彼女は,仕事に日本語学習に日々一生懸命の呉市民です。
♪♪ 今回のゲスト ♪♪
名前:ヴィンチェンツァ ウズマキ(29)
出身:スイス
母語:イタリア語
来日:2017年12月
日本語レベル:日本語能力検定4級
Q:毎週国際交流センターで,ワンペアレッスンを通して日本語を勉強しているヴィンチですが,日本語の勉強で,読む・書く・聞く・話す の中で得意な分野,苦手な分野を教えてください。
四つの分野の中で,一番得意なのは「聞く」ことだと思います。仕事や生活を通して,相手の言っていることはだいぶ理解できるようになりました。そして苦手な分野は「書く」ことです。学習を通して読める漢字は増えましたが,それらを書くことは難しいし,文章を作るのも難しいです。
Q:漢字はどのようにして覚えましたか?
たくさん読んで覚えます。
Q:書き取り練習はしますか?
あまりしません。なので,読める漢字は多いですが,書くことは苦手です。
Q:ヴィンチは,市の施設でパートの仕事をしています。今の仕事を見つけたきっかけは?
夫が募集のチラシを見つけてきてくれて,応募してみたところ採用していただきました。
Q:仕事をする上で,日本語のコミュニケーションに困難を感じたことはありますか?
特にないです。職場の皆さんはとてもやさしく,職場内における職員向けの情報を私にわかりやすい日本語で,ゆっくりと,ジェスチャーを加えながら教えてくれます。
Q:呉の好きなところ,またこんなものが呉にあったらいいのにな,と思うものを教えてください。
呉(広島)の好きなものは,お好み焼きです。スイスにもあったらいいなと思います(笑)。
私の出身地は人口200人程度で,小さな雑貨店がわずか1つあるだけの小さな町。隣町のスーパーまで車で20分程度かかります。一方呉は,市内中心部はそんなに大きな町ではないけど,お店やレストランなど何でもあり,自転車で様々な場所を行き来できるとても便利な町だと思います。
そんな呉にあったらいいなと思うものは,オープンカフェです。スイスでは,寒い冬でもカフェの屋外スペースで,ストーブにあたりながらコーヒーを飲みます。そんな開放的な空間が日本は少ないと思います。あとは,スイスのチーズがもっとお手頃価格で手に入れば嬉しいです(笑)。
Q:国際交流センターの存在をどのようにして知りましたか?
広島県の日本語教室を紹介する英語のサイトで知りました。
Q:ヴィンチにとって国際交流センターはどんなところですか?
日本語を勉強するところ,先生や友達に会える場所,友達ができる場所です。
インタビューをしたのは,日本語能力検定の3日前,勉強も大詰めの中,快く私たちの質問に応じてくれたヴィンチでした。ありがとうございました。
次回は,どんな外国人がインタビューに答えてくれるのでしょうか? お楽しみに!