「アレも聞きたい,コレも聞きたい!」では,呉市で暮らす外国人インタビューをお届けします。今回は10月22日(土)開催「『やさしい日本語』×翻訳アプリで外国人と交流しよう!」にゲストとして参加いただいた外国人のみなさんによる,イベント後の座談会の様子をお届けします。出身国,日本滞在年数,在留資格の異なる6人のおしゃべりの様子をご覧ください。
♪♪ 今回のゲスト ♪♪
①名前 ②出身国 ③今住んでいるところ ④日本在住年数
①グエン タイン ハイ ②ベトナム ③広中町 ④7年 |
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①モンタルバン フレディー バホ ②フィリピン ③和庄 ④6年 |
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①ファム タン ギェップ ②ベトナム ③広中町 ④6年 |
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①王 晶晶(おう しょうしょう) ②中国 ③仁方 ④13年以上 |
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①サノ アイリン ロセリオ ②フィリピン ③本通 ④15年 |
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①エミリー シャオ ②カナダ ③本通 ④1年 |
エミリー:みなさんが日本でやってみたいこと,挑戦したいことは何ですか?
フレディ:勉強を頑張って日本語が上手になりたいです。
アイリン:北海道や沖縄に旅行に行きたいです。
ハイ:これからの季節秋の紅葉を見に行きたいです。車で行ける紅葉スポットを知りたいです。
ギェップ:日本に6年住んでいても遠出は広島市内くらいまでなので,日本各地の名所はあまりわかりません。もっと全国いろいろなところを訪れてみたいです。
エミリー:コロナ禍もうすぐ3年。生活の中で,困ったこと,不安,大変だったことは何ですか?
アイリン:コロナ禍で仕事がなくなり,友達とも会えず家にひとりぼっちは不安でした。今は友達とご飯にも行けるようになり安心しています。
フレディ:今は回復してきていますが,私も仕事が少なくなったときはとても不安でした。
ハイ:この夏,半年前から手配したチケットでやっと帰国しました。嬉しかったですが,日本に入国する際のルールがよく変わるので,無事日本に再入国できるかとても不安でした。
ギェップ・フレディ:4年くらい帰国できていません。
王:以前は毎年帰国していましたが,ずっとできてません。(10月からの水際対策緩和で一時帰国に対するハードルは低くなりましたが)航空券代が高いので,家族全員で帰国するのはまだまだ難しいです。
エミリー:呉の好きなところ,もっとこうしてほしいところはありますか?
アイリン:大人が遊ぶところ,買い物や時間をつぶす場所が少ないので,時間があれば広島市内まで出ています。でも遠いので疲れてしまいます。もう少し近くに色々な商業施設があればと思います。
ハイ:日本の家庭料理を習うところがあったらいいです。私の子どもたちは日本食が好きですが,妻(ベトナム出身)が作る日本食は喜んで食べてくれないんです。
フレディ:私も日本料理の作り方を知りたいです。学べるところがあったらいいと思います。
ハイ:日本の調味料のことも教わりたいです。店にたくさん種類がありますが,使い方がわかりません。
ギェップ:家で自国料理を作るときは,食材は日本のスーパーで売っているもので作ります。
ハイ・フレディ:そうですね,特にネットなどで取り寄せたものではなく,スーパーの食材を使っています。
王:中国食材を売っている店で買うこともあります。
エミリー:日本もようやく新型コロナの水際対策は大幅に緩和され,再びたくさんの外国人が日本に来ることが予想されます。これから呉(日本)で暮らすこととなる仲間たちにどんなメッセージを送りたいですか?
ハイ:呉の人はやさしい人が多いです。何か困ったことがあるときは,誰かに助けを求めたらいいと思います。私の経験ですが,ある場所の行き方を尋ねたらその人は親切にそこまで連れて行ってくれました。
フレディ:日本は街がとてもきれいな国です。きれいな街を汚さないよう,ルールを守ってごみは決められたところに捨てましょう。
ここから各国のごみ事情やリサイクル事情に話題が移り,中国では段ボールや瓶など呉市では「資源ごみ」とされているごみ類を買い取るシステムがある話や,日本でもかつては空き瓶を酒屋さんに持っていくと10円で回収してくれていたんだよ,という昭和ノスタルジーな話になり,様々な話題で盛り上がったまま座談会はお開きとなりました。
今回の座談会に参加してくれたみなさん口をそろえて「呉の人はやさしい」「住みやすい」と言ってくれていました。そんな風に感じてくれていることへの嬉しさもありつつ,いつまでもそういってもらえる呉市であらねばと感じた会となりました。解散した後で「新しい友達ができました!楽しかった」「座談会メンバーに入れて嬉しかった」「色んな話が聞けて勉強になった」などの感想メッセージを送ってくださった方もおられました。またこのような機会が持てたら嬉しいです。参加くださった外国人のみなさん,ありがとうございました。
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