アレも聞きたい,コレも聞きたい! ~にほんごおしゃべりパートナー編~

「アレも聞きたい,コレも聞きたい!」では,呉市で暮らす外国人インタビューをお届けします。今回は,最近参加者が増えつつある日本語ワンペアレッスンに注目し,学習者とボランティア(にほんごおしゃべりパートナー)学ぶ側・支える側それぞれの視点からアレコレ聞かせていただきました。

♪♪ 今回のゲスト ♪♪
マルタ ロドリゲス さん(23)
出身:スペイン
ワーキングホリデーで呉に滞在中のマルタさんは,12月の日本語能力試験に向けて,にほんごサロンとワンペアレッスンのハイブリットで勉強中

吉岡 里咲 さん(大学4年生 日本語教師になることを目標に勉強中)

Q1. 普段の生活でどれくらい日本語を使いますか?
マルタ)そこまで多くはないです。できるだけ日本語で話す努力はしていますが,まだ知らない人と日本語で話す自信がありません。ひとりで買い物するときは店員さんと日本語で話そうとは思いますが,とても緊張します。店員さんが言っていることを理解するのは難しいですし,店員さんも私の日本語が理解できないと思います。でも,ワンペアレッスンの先生や,日本語教室のおかげで日々上達していると思います。

Q2. 教室やワンペアレッスンに参加する前はどのように日本語を勉強していましたか?
マルタ)カナダに語学留学していたときに,日本人の友人がたくさんいたので,日本語に興味を持ち,勉強するようになりました。YouTube や Dualingo(無料の外国語教育アプリ/WEBサイト)などで勉強していました。

Q3. ワンペアレッスンのいいところ,日本語教室のいいところを教えてください。
マルタ)ワンペアレッスンのいいところは,先生を独占できるところです。質問し放題ですし,わからないこと一つ一つを聞きながら勉強を進められるのが良いと思います。また,里咲さんは私と同年代であることから共通の話題も多く,先生でもあり,友人でもあり,私にとってとても心強い存在です。(里咲さんも強く賛同)
日本語教室のいいとことは,共に学ぶ仲間がいるところです。常に新しい出会いもありますし,まだ日本語を話すことに自信のない私にとって,同じくらいのレベルの仲間となら日本語で話すことに緊張もありません。ボランティアの先生たちに対しても同様です。教室は私にとってのsafe placeです。

Q4. マルタさんの日本語学習のゴールを教えてください。
マルタ)知らない人とでも簡単な日常会話を楽しめるようになりたいです。地域の人との会話を通した交流で日本のさまざまなことを学びたいです。私の回りにいる人たちは皆とてもやさしくて,いつも私のために英語で話しかけてくれますが,いつか私が日本語で話ができるようになってその「やさしさ」に応えたいです。

Q5. マルタさんにとって日本語の最も難しいところは何ですか?また,それを克服するためにどのような勉強をしていますか?
マルタ)漢字と文法が難しいです。漢字に関しては,元々の成り立ちが物の形をかたどっていると聞いたので,それらをイメージしながら覚えています。文法は,英語などの文法と対比したりして勉強しています。でもやはり,これまでは理解できなかった言葉がわかるようになるなどの成功体験をどんどん積み上げることがモチベーションとなり,苦手分野の克服につながっていっていると思います。

Q1. にほんごおしゃべりパートナーとしてやりがいを感じるときはどんなときですか?
吉岡)こちらが伝えたことを学習者(マルタ)がしっかりと身につけて,日本語の上達につながっていると感じたときです。また,何よりも楽しいことがやりがいだと思います。

Q2. にほんごおしゃべりパートナーの活動を通して感じたことを教えてください。
吉岡)日本語の奥深さを改めて知り,自分自身もとても勉強になっています。日本語学習を支援することで学ぶことがたくさんあるなと思います。


日本語ワンペアレッスンは,ボランティアのみなさまに支えられて,学習者の多様なニーズに対応した学習スタイルを実現しています。日本語に自信のない学習者も,ボランティアのみなさんの前では堂々と楽しくお話をしています。ボランティアのみなさんは言葉だけのサポートに留まらず,学習者の大きな心の支えになっています。

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